「落ち着かなきゃ!」
と思う場面は多いはず。
例えば、バイオリンの発表会。
日々練習してきた曲を、大勢の観客の前で披露する。
メチャクチャ緊張するはず。
練習もおざなりにしていて、間違わずに引き終えたことがない。
こんな状態だったら、気持ちが落ち着くわけがありません。
いつもソワソワしていて、練習していても思わぬところで間違えてしまう。
本番になっても同じ状況なので、いざ演奏が始まってしまったら失敗するのは当然。
準備がないから。
一方で、楽譜を見なくても左手がちゃんとした場所で弦を押さえてくれる。
右手は弓をうまく使って音を鳴らす。
まるで体が覚えているかのように両手が動く。
こんな状態だったら、「弾けるのが当たり前」になっていて気持ちも落ち着けられる。
観衆がいても別に何とも思わないだろう。
就職するときの面接も同じだ。
面接官から何を質問されるか分からない。
面接対策本や就職対策のスクールでは、面接で何が訊かれるのか面接質問集も出ている。
だからと言って面接が上手くいくわけではない。
就職・転職したい人の状況は千差万別だから、各人の状況に合わせて回答を用意しておかなければならない。
回答を用意できても、本番の面接で澱みなく言えるようにしておかなければならない。
これって意外と難しい。
自分で用意した言葉のはずなのに「記憶すべきこと」に変わった瞬間、自分の言葉でなくなるからだ。
自分の言葉は瞬間瞬間に出てくるものであって、事前に用意していたなら「台詞」と同じ。
役者が芝居で話す台詞は、何十回・何百回と本番と同じ状況で練習したからこそ、いざ本番となっても話せるようになったのだ。
であれば、面接のために用意した質問への回答も、本番と同じ状況を作り、何十回・何百回と繰り返し口にしていたからこそ、本番の面接でも使える。
準備しなければ使えない。
多くの人は分かっていても「やらない」。
本人は「やっている」と言っても、全部が中途半端なので、いざ本番になると気持ちが落ち着かなくなる。
であれば、「さっさとやって準備をしろ」ということだ。