気付くタイミングは人それぞれだということ

「あの時に気づいていれば」

そう思ったことはないだろうか。

例えば、お付き合いしていた人と別れてしまい、今までの時間を振り返って別のやり方で接することができなかったのかと悔やむ。

あるいは、詐欺に遭うなどしてお金のことで首が回らなくなってしまい、どうしてあの時お金を出してしまったんだろうと悔やむ。

いずれにしても、その時は気づけなかったのであり、そのこと自体を後悔して自分を責めてしまうかもしれない。

しかし、仮に時間を巻き戻せたとしても、あなたは同じ選択をしてしまうだろう。

なぜなら、自分の選択がその後に後悔するものであると気づいていないからだ。

後悔する出来事があって、はじめて気づいたのだ。

だから、自分を責める必要はない。

大切なのはこれからだ。

後悔するような出来事に遭ってしまい、自分の言動を見つめ直すチャンスが来た。

あの時の言動を選んでしまったのはなぜか、自分に問いかけてみることが重要だ。

ただ、多くの人は

「あの時の自分は運が悪かっただけだ」

と、自分を正当化してしまい、自分について見つめ直すことから意識をそらしてしまう。

せっかくチャンスが来たのに、そのチャンスを活かそうとせず他人のせいにして自分自身と向き合うことから逃げてしまう。

逃げたくなるのも分かる。

向き合ってしまうと、自分の弱いところや悪いところを受け止めなければならないからだ。

私たちは自分を「いい人」だと思いたい。

悪いところなんて一つもないと思いたい。

しかし、よく考えてみれば分かるが、私たちには様々な顔がある。

あるときは良い人であっても、次の瞬間には舌打ちして誰かのことを罵っている生き物だ。

勘違いしてほしくないのだが、悪いところがあるのを責めているのではない。

誰もが悪いところを持っている。

大切なのは、自分が悪いことをしている、考えていると認められるかどうかだ。

認められないからこそ、向き合うことから目をそらして漫然と生きてしまう。

目をそらさないと気づければ何かが変わっていくのだ。

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